“Henrik Harlaut”という男をご存知だろうか。
北欧スウェーデン出身のプロフリースタイルスキーヤー。
数年前にARMADA SKISへ移籍し、現在は自身のシグネーチャーモデルが出るほど。人気・実力共に世界トップクラスのライダー。
これまで数々のビッグタイトル獲ってきた彼は、他とは何かが違う・・・一体何が違うのか。今日はそんなHenrik Harlautという男を紹介します。
『世界に激震を走らせた“Henrik aka E-Dollo”』
近年、オリンピック正式競技にもなったスロープスタイルやハーフパイプ。トリックの難易度も格段に上がりその成長はこれからも止まる事はないだろう。だが、その反面スタイルの部分が薄くなりつつあるのも現状。そこに一石を投じたのがこの男Henrikだ。
彼の滑りは常に“ハイレベルトリック&ハイセンススタイル”
まずは、2013年に行われたX-GAMES ASPEN“BIG AIR”の映像を
ご覧下さい。ハイレベルトリックにハイセンススタイルが合わさった史上初トリックの瞬間。マジで鳥肌もんです。。。
この時、必死にHenrikに声をかえているのはスキー界のスーパーレジェンド“Tanner Hall” 若手ライダーのモチベーションとここぞのタイミングでしっかりサポートするARMADA SKISの創設者。
どんな事をTannerはHenrikに言っているか簡単に説明すると・・
(以下 Henrik:H / Tanner:T)
T:『次何やるんだ?他のライダーはSWトリプルも出てる。勝つにはアレしかない!ノーズバタートリプルやってみろよ!イメージできるか?』
H:『う〜ん。出来るかわからないけど、イメージは出来る!』
T:『ここでお前の力を見せてやれ!そして、歴史に名を残すんだ!お前しか出来ない事をやって今日歴史を変えるんだ!!』
この時点でHenrikは4位。優勝するにはやった事のない新しいトリックをメイクするのが必須条件となった。
やった事のないビッグトリックをX-GAMESという大舞台でやらなければいけない状況にスタートゲートにいる仲間達や他のライダーも大注目だった。そんな中、彼は見事その大技をメイクし優勝を飾った。衝撃的な出来事であり、まさに歴史を変えた瞬間。
ただ、ダブル・トリプルが出来るだけでは評価されない世界。
スタイルが付いて初めてトリックとして大きな進化を遂げる。
Henrikは誰もなし得なかった領域へと突入していった。
他にもこんな事やっちゃうんです!!!
これは彼の仲間のスノーボーダーとお互いに板を交換して滑った面白くてスゴイ映像!やっぱり“感覚“なんだなと強く思わされたお気に入り映像です!!
いかがだったでしょうか!?笑
スキーヤーがスノーボードを履いてダブルトリックもやる。
スノーボーダーもスキーを履いてダブルバックフリップ・・・笑
スキーヤーもスノーボーダーも結局同じって事ですね!!
そして、そんな感覚ビンビンのHenrikはSKATEも上手い!!
こちらをご覧ください!!!
何でもできちゃうんですね〜〜笑
ダイナミックな動きの中にも細かなスタイルが垣間見れる彼のスタイルはスキー界のみならず、音楽業界にもその存在を知らしめている。あの有名HipHopアーティスト“Wu-Tang”からも絶大な評価をされ今やイベントなどでもコラボレーションするなど他分野
からの人望も厚い。
今回の内容で一番伝えたい事。それは・・・
『スタイルだしてなんぼ!!!』という事。
ビッグトリックを持っていなくてもスタイルでねじ伏せる事が可能なフリースタイルの世界。ビッグトリックとハイセンススタイルが合わされば更に上に行ける。これから世界を目指すキッズ達はもちろん、今壁にブチ当たっている若きライダー達にはこれを強く言いたい。『自分のスタイルは何なのか・・・。』
Henrikのすごいところは自分のスタイルを誰よりも強く考え行動してる事。それが評価に繋がると知っているから。
シーズンインまで約2ヶ月弱。シーズン通して自分を見失わずに滑りきる事がこれからの力になります。スタイルをものにするのはそう簡単ではありません。が!やれば出来るのです!!!
CRASSは自分のスタイルを見極める一つのツールとして皆様の一部になれればと思っております。CRASSから世界へ勝負出来る人材が1日も早く出る事を楽しみにしています!!!
そして、頑張る人を全力で応援します!!!
Yohei